新製品 スーパーミニ 正面クランプ式(ホルダー)

EMO2019では多種多様な高精度工具を発表しました。
新HP形状インサートは穴あけ、ボーリング加工、内径/外径旋削加工に対応しています。
これにより、1つの工具で様々な加工が可能になり、さらに高剛性なデザインにより高送りが可能になります。
 
ボーリング加工の際には、90°の隅削り加工が可能になります。
特殊形状で、ワイパーのような機能を持ち合わせ、高送り加工でも高品質な面粗度を確保することができます。
旋削加工では、刃先径φ3~7 mm のラインナップがあり、安定した穴あけ加工ができます。
 
汎用ドリルとは比較ができませんが、狭いスペースでも使用可能なスーパーミニは利点があります。
スーパーミニHPは穴あけ加工した後に、工具を交換することなく、すぐに内径加工も可能になります。
1枚刃タイプでは1つの工具で様々な下穴径の加工に対応しています。
 
チップブレーカー付きとなしタイプがありますが、優れた切りくず処理を実現します。
旋削加工ではチップブレーカー付きを推奨します。
チップブレーカー付きは穴あけ加工では使用いたしません。
少しのねじれ形状が加工部分から切りくずをスムーズに取り除きます。
 
また、EG35コーティングの使用で鋼やステンレス加工も可能になります。
 
新形状インサートと同様にスーパーミニ105タイプの新ホルダーも開発しました。
正面からインサートをクランプすることにより、剛性が従来品と比べて15%向上しました。
さらに、工具交換時の高い繰返し精度の実現も可能になっており、
正面から交換するデザインのため、特にスイス式旋盤など、機械にホルダーをつけた状態でインサートの取り付けが可能です。