溝入れ/突切り加工用スロットミーリング M475

今までにない溝入れ/突切りシステムの新製品を発表した。新たに開発された当システムは経済的かつ高能率なミーリング加工を可能にする。掬い面を研削仕上げされた刃先交換式インサートは4コーナー式である。(左勝手2コーナー、右勝手2コーナーの設定)これによりミーリングカッターに異なる勝手の別設計インサートを用意する必要がなくなる。インサートはラウンドチップブレーカー付きのポジチップで、新コーティンググレードのRC4Gインサートを採用。この新グレードインサートにより高速・ドライ加工が可能になった。M475システムは既存のミーリングシステムM310、382、383を補完する。カッターボディの特殊な表面処理により、切りくずによるカッターボディの損傷に対して高レベル耐久性を提供。カッターボディはサイドミーリングカッター、シェルミーリングカッター、スクリューインカッターと同様にドイツ標準在庫品になり、シェルタイプまたはスクリューインタイプは内部給油式になった。サイドミーリングカッターの刃先径は80 mmから200 mm、溝幅は5 mm、6 mm、8 mmをラインナップ。シェルタイプの刃先径は63 mmから200 mm、溝幅はサイドミーリングカッターと同様である。スクリューインカッターの刃先径は40 mmから63mm、溝幅は5 mm~になる。有効刃数は刃先径によって異なる。例として、シェルタイプの刃先径40 mmの場合は有効刃数は2枚であり、サイドカッタータイプの刃先径200 mmの場合は有効刃数は13枚になる。有効刃数が多いと、システムM475の高能率性をさらに活かすことが可能。