鋼・SUS・FC・FCD用ハイパフォーマンス新コーティングRC2、RC4

HORN社はHiPIMS (High Power Impulse Magnetron Sputtering) 技術を使用した高性能新コーティングのRC2およびRC4を開発した。高靭性・硬度皮膜の実現により、各種被削物加工で高速加工が可能になり、また工具寿命も大幅に向上した。耐熱性が高いため、ドライ加工やMQLでの加工に使用できる。新しいHiPIMSコーティングを施した多数のツールシステムをドイツ標準在庫品として使用可能になった。自社製造コーティングのため、特殊品工具でも短納期対応が可能である。HORN社は常に最新の新しいテクノロジーに投資をしている。2015年にはCemeCon社の3台のHiPIMSコーティングシステムを世界に先駆けて導入した。ハイパワーインパルスマグネトロンスパッタリング(HiPIMS)技術は、精密工具のコーティングに特別な利点と新しい可能性をもたらす。この技術は高硬度であり、かつ靭性が高く、高密度の薄膜コーティング膜を生成することができる。工具の形状が複雑な場合でもコーティング膜構造は均一であり、かつ膜厚も均一にできる。新規および既存のコーティング技術の研究開発は成功のための重要な要素になる。HORNはこれらの研究開発に専門的に従事するエンジニアチームを設置し、自社コーティングを開発して以来、設備メーカーと共同で研究開発を行っている。