加工を極める:スイス型CNC自動旋盤 微細加工

外径0.1mm、溝深さ0.5mm、送り速度5μm ― マイクロマシニングの世界へようこそ
補聴器のねじ、自動巻き腕時計の部品、医療用部品のマイクロターニング加工のような製造には、ノウハウ、精密機械、精密な専用工具が必要です。中には切込み深さが0.01mmということもあり、使用する工具には非常に高い要求があります。例えば、光沢のある表面や、低い切削抵抗による高い寸法精度などです。HORNでは、マイクロマシニング用の274 μ-Finishシステム、その他の工具システム、スイス型旋盤の製造工程に適したソリューションを開発しました。
 
スイス式旋盤での微細加工用工具への要求は高く、切削深さが非常に小さい場合もあるため、切削力をできるだけ低く抑えるために、工具の刃先は非常に鋭利でなければなりません。しかし、研削された刃先は、マイクロチッピングの影響を受けやすくなります。刃先のµmの範囲の限られたチッピングでさえ、加工されたワークの表面にマイナスの影響を与えます。さらに、すくい面の表面品質も重要な役割を担っています。構成刃先の対策として、すくい面は良好な摺動特性を持つことが必要になります。そのため、細かく研削・研磨しています。
 
 
2.5μmの切替精度
 
インサートのクランプも工具設計の重要なポイントです。小径の旋盤加工部品を加工する場合、工具の芯高を正確に測定する必要があります。芯高がわずかにずれているだけでも、小径の加工ではワークの品質に悪い影響を与えます。機械オペレーターは、芯高を再調整することなくインサートを使用できることが望ましいと言えます。HORNでは、274 μ-Finishシステムにより、両刃チップの割り出し時に+/-0.0025 mmの切り替え精度を実現しています。これは、安定したインサート座面と連動したインサートの精密な外周研削により実現されています。さらに、角シャンクホルダーの接触面も研削されており、HORNシステムの全体的な精度に影響を及ぼしています。