NC旋盤でキー溝加工 ブローチング工具




ブローチング工具のラインアップ




N105 / N110
broaching_N105_N110.png

下穴径 φ6.0~ mm
キー溝 Nw = 2~6 mm
キー幅公差 JIS規格:D10 / Js9 / P9 / H9   DIN規格:C11
キー溝 突出し長さ L2 = 50~200 mm
六角穴 SW = 2~16.5 mm
トルクス T15 / T20 / T25 / T30
四角穴 SQ = 4~13 mm
面取り w = 4.5 / 6.3 mm
ホルダー(mm) φ16 / φ20 / φ22 / φ25 / φ32
ホルダー(インチ) φ.750 / φ1.00 / φ1.25



S117 broaching_S117.png

下穴径 φ14.0~ mm
キー溝 Nw = 3~20 mm
キー幅公差 JIS規格:D10 / Js9 / P9 / H9   DIN規格:C11
キー溝 突出し長さ L2 = 50~200 mm
六角穴 SW = 14~36 mm
四角穴 SQ = 13~22 mm
面取り w = 1.5 / 2.4 / 3 / 6 mm
ホルダー(mm) φ16 / φ22 / φ25 / φ32 / φ40
ホルダー(インチ) φ1.00 / φ1.25



システムごとのクーラントの出方








刃先に近いところに給油穴を設けているため、確実に刃先を冷却でき、切りくずも飛ばすことができる。
(※切りくずを逃がす、逃がし溝は必ず必要※)






製品カタログ、チラシ




ブローチングカタログ.jpg ブローチングチラシ表 ブローチングチラシ裏.png





選定時の確認事項

broaching_check point (1).jpg

  • 最小加工径
  • 加工キー長さ
  • 溝底R
  • キー幅
  • 逃がし溝 有無
  • 被削材
  • クランプ状況
  • 主軸ロック機能 有無
  • キー幅公差




六角穴加工はワークを60°、計6回割り出して加工






ブローチング工具のメリット




1. 工程集約


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1つのワークを加工するのにNC旋盤、ブローチ盤、ボール盤などの複数の機械を使用する場合は、それぞれ次工程に移る前に、ワークの掴みかえを含む段取り作業を行うことになる。

しかし、複合加工機1台で加工することで、工程集約が可能になる。これにより機械スペースも節約できる。





2. 多台持ちが可能


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工程集約、機械離れが可能になると、作業者様が複数の機械を対応できるようになる。

生産性が向上し、"儲かる現場"に近づく。





3. サイクルタイム・リードタイム短縮


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HORNブローチング工具は工具のセッティングに最短30秒程しかかからないこともあり、サイクルタイムを大幅に短縮することができる。

さらに、キー溝の加工を外注に出されている場合は、輸送の手間とリードタイムを削減することも可能。







4. 精度向上


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ワンチャッキングで加工するため、ワークの掴みかえが不要で、加工精度を最大限に保ち、高精度な加工が可能。

ワークの掴みかえ時のミスやトラブルも最小限にすることができる。そして、加工原点も1度設定するだけで済むため、手間を大幅に削減。





BENZ製ブローチングユニットを用いた高能率キー溝・スプライン加工